捨てられていた斑点米を使った商品化に挑戦

斑点米をご存じでしょうか?

斑点米とは、カメムシなどが若い稲穂の液を吸った吸い口が
茶色く変色して残ったお米です。

栄養価はやや劣るものの、味はほとんど変わりません。

しかし、見た目の問題から、お米としての価値はなく
斑点米が1%以上混じると、お米の等級が下がるため
センサーで除去しているのが現状です。

除去された斑点米は、もみ殻と一緒に肥料として
田んぼにまかれていました。

それが、最近の異常気象の影響か、カメムシが大量発生し
それに伴い、斑点米の数量も増えて来ています。

そんな斑点米を何とか活用できないかと
愛知県愛西市の農家さんから相談を受けました。

そこで、試験的に、斑点米を使用した米粉麺を製造しました。

使用した斑点米
斑点米を使って製造した米粉麺

食感がやや異なるものの、味の違いはほとんどなく
商品としても十分価値のある米粉麺が出来上がりました。

今後は、農家さんのオンラインショップや
ちかくの道の駅で、販売される予定です。

斑点米以外にも、脱穀する際に割れてしまった小米も
同じような活用方法ができると考えています。

今まで捨てられていたお米を活用した商品の誕生は
お米価格高騰や食品ロス削減の対応策として
大いに期待されると考えております。

同じような悩みを抱えられている全国の農家の方にも
ぜひ、取り組んでいただければと思います。

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